
猿八座の人気演目に「むじな」と「耳なし芳一」がありますが、これは小泉八雲の原作です。元々英文で書かれていますので、翻訳の「怪談」が読まれています。ところが、この明治の翻訳は浄瑠璃には向かないので、擬古文に作り直しています。現在は、琵琶語りの巫美麗(ウ-メイリ-)が加わって、琵琶と三味線の二重奏という珍しい構成になっています。お楽しみください。八雲に、「怪談」の話をしたのは、妻のセツです。9月29日からのNHK朝ドラの「ばけばけ」はセツが主人公とか・・・楽しみです。
さて、新作「桃太郎 昔話」は、江戸時代の赤本に取材して、いわゆる「回春物」の筋で八太夫が書き下ろしました。あっと驚く桃太郎!!!