猿八座
佐渡猿八での、「越敷神社共同舞台」がいよいよ来週に迫りました。仕掛け人である能楽師清水二氏の稽古場にお邪魔しました。銕仙会(てっせんかい)の能楽堂は、東京の青山にあります。後学の爲、渋谷駅から歩いてみました。宮益坂(みやますざか)を上るの…
8月2日の佐渡猿八、越敷神社の公演が近付いてきました。新人の姜八景が、初めて人形に三味線を合わせました。衣装合わせもして、見た目は一人前です。三番叟の連れ弾きが初舞台になります。 9月12日てぃーだかんかん小劇場(豊田市)の演目、角田川と新作…
新潟県新発田市の稽古場での6月稽古に参加してきました。目下の取り組みは、「耳無芳一」です。まだ、絵としてはお見せする段階に至っていませんが、試行錯誤をしながら、場面の解釈が練り上げられてきました。一方、「角田川」も課題の外題で、間口の狭い会…
新発田の稽古場に行って参りました。いよいよ小泉八雲原作の「耳無芳一」の稽古が始まりました。出入りや、位置の場当たりをしつつ、メリヤス部分の繋ぎ具合を計ったり、浄瑠璃の文言や曲を修正しながら、1日で、3回半語りました。初演の会場が狭いので、…
猿八座、春の巡業もひと段落しました。各地の皆様方、ご支援ありがとうございました。新緑に囲まれた稽古場では、三番叟で基礎の動き作りに取り組んでいます。書きかけの譜面は新作の節付けですが、演目はまだ秘密です。乞うご期待。
稽古場に泊まり込んで、道具作りの日々です。新発田は、先週の雪も融け、すっかり春めきました。お彼岸を間近にして、墓参りの皆さんが稽古場を覗いて行きます。写真は墓参の方用の看板を立てる八郎兵衛師匠。占いで使う小道具と、御前の御簾。まだまだ、作…
3月1日に論説編集委員の森沢真理氏が、稽古場を取材されました。どのような記事になるかと楽しみにしておりました所、3月9日の新潟日報モア(電子版)オピニオン「探る」で、今回取り組んでいる「山椒太夫全段通し狂言」を特集していただきました。大紙…
猿八座は4月の高田公演「山椒太夫」に向けて、稽古を再開しました。当初、続山椒太夫ということで始めたのですが、上越教育大の川村教授と話し合った結果、これまでの前三段も一緒に上演して、通し狂言山椒太夫を上演することになりました。ご期待下さい。 …
義朝の卒塔婆は、稽古する度に、ぶっつりと折れなければなりませんが、次には、元通りに建てなければなりません。目立たない継ぎ目で、しかも、耐久性も要求されます。今日の実験では、まずまずの使い勝手の様です。
都とは言え、その昔は七条辺りはもう場末だったそうです。そんな寂しい朱雀の野辺に、源義朝の墓が建てられました。施主は後白河法皇です。ちょうど今頃の1月中のことです。
新潟は雨です。源氏烏帽子折の最終稽古は終わりましたが、いつもの様に、小道具や書き割り、衣装などの細部が整っていません。連日、細かい作業に追われています。私は、卒塔婆を書くのに、四苦八苦。又、方丈さんに頼んで、イロイロと、ご指導、いただきま…
新潟大学主催の県民会館公演が近付いて来ました。源氏烏帽子折の「竹馬」「宗清館」は昨年9月の豊田公演でご覧いただきましたが、「卒塔婆引き」は、今回が初挑戦になります。源義朝の家来で、同級生の「比企藤九郎盛長(ひきのとうくろうもりなが)」と「渋…
今年も猿八座に、多くの御声援をいただき、誠にありがとうございました。午年も残り僅かとなりましたが、雪の新潟で、終い稽古をしました。稽古場からの雪景色 大雪の為に来られない座員もいたので、まとまった稽古になりませんでしたが、新弟子が入りました…
ちょっと涼しい期間がありましたので、厳しい残暑でくらくらします。くれぐれも、熱中症にご注意下さい。八月末に、豊田市で予定されている「源氏烏帽子折」の「宗清館」の場は、雪の降り積もる冬の京都伏見が舞台です。灼熱の稽古場ですが、寒風が吹き荒れ…
今年の新潟は、気温は低いですが、雪はそれほど多くありません。湯沢付近は、沢山積もっていましたので、山雪の年のようです。 さて、今年も稽古が始まりました。「山椒太夫」の稽古が中心ですが、照手車引きの段を、能楽堂バージョンに変更する稽古も始まり…
新潟県文化振興課のホームページ「新潟文化物語」 特集”にいがたの人形芝居”に猿八座が載っていますのでご覧下さい。 http://www.n-story.jp/special/70/page1.html 12月15日まで特集のトップです。
都内某所で行われた結婚式。お二人の晴れの門出を二人三番叟で祝福させていただきました。末永くお幸せにご活躍下さい。 三番叟は本来、能の式三番の一部分ですが、五穀豊穣を寿ぎ、豊作を祈願する祝言の舞いとして単独で演じられるようになったものです。前…
とうとう、完全な支度までには、行きませんでした。前夜も道具や書き割りの作成。姥竹の髪の毛等、遅くまでがんばりましたが。できた所でなんとか公開に漕ぎ着けました。 公開稽古では、近所のお祭りを切り上げて、沢山の方々に駆けつけていただき、有り難う…
塩谷円福寺公演の試演会が、10月6日(日)に稽古場で予定されています。稽古は進んでいますが、人形も道具も書き割りもまだ完成していません・・・師匠は、稽古の合間に、新しい頭を造っています。新しく作成中の「姥竹」の頭に目を入れる西橋八郎兵衛師匠。…
昨年の忘れ去られた物語シリーズ9で紹介した山本角太夫板とされる「山椒太夫」を床として http://blog.goo.ne.jp/wata8tayu/d/20120224 以前から演じてきた「鳴子挽き・親子対面の場」の発端部分の作曲が終わったのは、今年の3月でした。昨年10月頃から…
先日、猿八座の稽古場を、新潟ローカルFM局の南雲和子さんが取材に訪れました。 インタビューを受けたのは、勿論、八郎兵衛師匠ですが、話の合間に、浄瑠璃を流したいという お話があり、部分部分でしたが、録音をしていただきました。 取材寸景:手前が南…
2月4日の新潟大学主催の猿八座信太妻公演のために、新潟入りしました。雪の量もさることながら、強風による地吹雪が猛烈です。明後日の公演日の天候は少しはよくなりそうですが、道路の除雪が間に合わず、会場に入るだけでも、神経を使います。雪国の冬は…
9月には、サハリン公演と、豊田市公演の二つがあり、どちらも「信太妻」を演じますが、それぞれの配役を決めました。稽古では、録音テープを使う部分稽古もありますが、一日に三回も通しで語る日もあり、さすがに、喉が痛くなり、声が涸れました。この「信…
猿八座の夏合宿が新発田の心すい房で行われています。海風がさわやかで、新潟はすでに秋の気配も。 サハリン公演に向けての信太妻子別れの段は、狐の本性を童子にみられて、有名な和歌、「恋しくば尋ね来てみよ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」を書き残し、…
今日の稽古には出演全メンバーがそろいました。左から、八郎兵衛師匠、八島、八浦、八尋、八桐、与八、八里の各人形遣いの面々です。汗だくの稽古、ご苦労様でした。
新発田東光寺心すい房稽古場。汗だくの稽古。写真の童子丸は八島さん、保名は与八さん。「しのだつま」第三の場面は、1時間以上かかるので、語るのも体力がいる。
猿八座の八郎兵衛師匠の元に、第一回サハリン国際人形劇祭からの招待状が届きました。 ビエンナーレと名付けられたこの人形劇フェスティバルには、日本代表として猿八座が選ばれ、招待状には、ロシアを始めとし、トルコ、エストニア、ハンガリー、チェコ、フ…