2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧
かまだびょうえまさきよ ⑥ さて、長田が、義朝の首を持って六波羅にやってきました。清盛は、大変喜んで、 「よくぞ、やり遂げたな。見事である。これは、この度の褒美である。」 と言うと、巻き絹を千疋(せんびき:二反×1000)を給わり、靫部(ゆきべ…
かまだびょうえまさきよ ⑤ こうして、常磐御前は、祖父や姥御前の情けを受けて、様々に労られ、焚き火にあた って、体を温めることができたのでした。やがて、袖の氷柱(つらら)も解けました。 祖父と姥は優しくも、常磐御前と若君達を引き留めたので、2月…
かまだびょうえまさきよ ④ さて、都に上った金王丸は、常磐御前がいらっしゃる紫野(むらさきの:京都市北区南部) に着きました。金王は、早速に常磐御前のお前に出て、 「さしも、剛の殿も、長田に討たれてしまいました。又、鎌田親子も残らず討たれ、某 …
かまだびょうえまさきよ ③ 明けて正月三日の朝、長田は、鎌田の首と取ろうと、やってきました。ところが、 四間には、なんと鎌田だけでなく、女房、廊の方と孫達までが、ひとつ枕に死んでいる ではありませんか。これには、さすが不道の長田も、言葉も無く呆…
かまだびょうえまさきよ ② 金王を騙すことができず、さんざんに脅された長田は、ぶるぶると震えて、座敷から 逃げ出ると、義朝の御前に行き、先ず、空泣きをして見せました。義朝公は、ご覧になり、 「おや、どうした荘司。何を泣いているのか。」 と、言い…
いわゆる、街の稽古場を始めてから、3年目の薩摩会ですが、6名程のこぢんまりした所帯で、のんびりとやっています。うちの教室は、民謡以外は唄も語りもやる五目屋です。みんなそれぞれの目標を持って稽古に励んでいます。相対稽古ですから、これまで、顔…
既に昨年、お知らせだけしておりましたが、新潟大学主催の「阿弥陀胸割」公演 のチラシができてきましたので、重ねてお知らせいたします。 上越公演では、初演ということもあり、うまく行かなかった点も多々あり、その後 稽古を重ねております。入場無料です…
鎌田兵衛正清 伏見ときは 小幡物語(説経正本集第三(32)) 天満八太夫 元禄三年 古説経後期の作品であるこの正本は、幸若の「鎌田」「伏見常磐」を下敷きとし、両本 を関連付けて、ひとつの物語に仕上げているように見えるが、まったく本地を語らない こ…
皆様、明けましておめでとうございます。 東京は快晴の新年を迎えました。 本年も猿八座人形浄瑠璃、並びに薩摩派説経浄瑠璃を、よろしくお願い申し上げます。 早起きをして、八王子の初日の出を拝み、戸吹四社に初詣をして参りました。 戸吹四社というのは…