猿八座 渡部八太夫

猿八座での八太夫の活動を紹介

2026年 新発田 三光寺公演

毎年、年に一度、開催していただいている大変貴重な公演のひとつが、新発田市の瑠璃光山三光寺主催公演です。方丈さんが面白い方で、以前、胸割阿弥陀公演の時に人形と一緒に出ていただきましたが、今回、再びその機会が訪れました。

「耳なし芳一」の芳一の身体に般若心経を書く場面です。練習無し、本番ぶっつけのその場面を、ご覧ください。

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大変、有り難う御座いました。南無阿弥陀仏。

さて、おまけに、演じましたのは「桃太郎」、今回は座員で琵琶弾きの巫美麗に三味線を入れてもらって、連れ弾きで賑やかにしてもらいました。そのせいか、会場が大いに沸きました。新発田のお客様は、さすがです。

では、桃太郎昔話をどうぞ

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この話は、江戸時代の赤本からとりましたが、作詞作曲は八太夫です。また、桃太郎誕生箪までで、その後のお決まりの鬼ヶ島の話はやりません。なにしろ、私どもが鬼なので....。

来年の三光寺公演も決まりましたよ!!

2027年は、5月23日(日)です!!!

実行委員会の松田さん、来年も宜しくお願いいたします。

猿八座 村上公演 満員御礼

2025年の猿八座の最終公演は、11月9日の村上公演となりました。200名収容の村上市教育情報センターの視聴覚ホールがはじめて、満員となりました。びっくり!

これには、直前にNHK新潟で猿八座に取材した番組を流したことや、折からの朝ドラ「ばけばけ」の影響もあったようです。小泉八雲の「怪談」より二作品を上演しました。

耳なし芳一」は英語で書かれたので翻訳文がつくられましたが、残念ながらこれは浄瑠璃になるようなしろものではありません。猿八座では、10年ほど前に、作家の姜信子氏が擬古文に翻案したものを使って浄瑠璃に仕立てました。「信太妻」に続いて上演回数の多い演目です。しかもここ2年は、巫美麗の薩摩琵琶と競演することで、より臨場感を高めることができてきました。今回は、語り分けだけでなく、連れ弾きの部分を増やして、アンサンブルをたかめようと試みました。

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「怪談」からは、もうひとつ、おなじみの「狢」を演じました。

最後は、新作の演目、江戸時代の鱗形屋の赤本に「桃太郎昔話」という本があります。桃から生まれない桃太郎の話、鬼退治に行かない桃太郎の話というのが江戸時代では主流だったようで、桃から生まれた桃太郎が鬼退治をするのは、明治以降、富国強兵の植民地主義が始まってからのこと。それも明治政府のプロパガンダのようなものだと感じます。説経や古浄瑠璃を専門とする猿八座では、そんな帝国主義には断固反対の「桃太郎」を演じるわけであります。

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猿八座 11月公演ご案内

猿八座の人気演目に「むじな」と「耳なし芳一」がありますが、これは小泉八雲の原作です。元々英文で書かれていますので、翻訳の「怪談」が読まれています。ところが、この明治の翻訳は浄瑠璃には向かないので、擬古文に作り直しています。現在は、琵琶語りの巫美麗(ウ-メイリ-)が加わって、琵琶と三味線の二重奏という珍しい構成になっています。お楽しみください。八雲に、「怪談」の話をしたのは、妻のセツです。9月29日からのNHK朝ドラの「ばけばけ」はセツが主人公とか・・・楽しみです。

さて、新作「桃太郎 昔話」は、江戸時代の赤本に取材して、いわゆる「回春物」の筋で八太夫が書き下ろしました。あっと驚く桃太郎!!!

猿八座創立30周年

猿八座が、佐渡猿八で誕生してから、30年だそうです。私の芸歴は32年となりましたが、猿八座の座付きになってから14年ですから、ほぼ半分は猿八座で語っていることになります。そして、いつも公演企画をしていただいている「ドナルドキーンセンター柏崎」が12周年の会館記念日を2025年9月21日に迎えました。

 そんなこともあって、久しぶりに二人三番叟を演じました。言祝ぎ、予祝の三番叟をご覧ください。

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この作品は、猿八座オリジナル三番叟です。作詞は師匠の西橋八郎兵衛、作曲は八太夫です。文弥節・説経節長唄の曲節を自在に使った珍品といえましょう。連れ弾きの石井紫猿(しおん)は三味線のデビュ-でした。半年の稽古の成果が現れました。

本題の演目は、近松門左衛門の平家女護島第二段目。所謂「俊寬」の場面ですが、近松作品の面目躍如たる所は「女性」でありましょう。大変細かい女性の描写が続きます。この「女護島」というのは、女性ばかりの島のことで、井原西鶴好色一代男に出てきます。いったい、平家の女護の島とは?いったい何をさしているのでしょうか?話は、まだまだ、この後、すさまじい展開となるので、二段目だけで、鬼界ヶ島のことだとは言い切れません。前半の展開の中心にいるのは、俊寬というよりも島の海女「千鳥」であるのは確かです。その後も都に行った千鳥が、まるで俊寬の分身のように登場します。そして、源氏の再興の為に美人局をする常磐御前、既に清盛の為に自害した東屋、この女性群像が「女護島」では?ないのかなあと思って語っています。

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さて、この猿八座、段々と高齢化してはいますが、新しい座員も加わって、常に新しいチャレンジをしています。11月9日の村上公演では、新作「桃太郎 昔話」が演じられます。

10月公演「貌」(かお)のお知らせ

猿八座と座員で琵琶奏者のウ・メイリーとの共同企画。浄瑠璃の中心的人物「義経」に光をあてつつ、人形浄瑠璃と琵琶語りを楽しむ趣向です。猿八座の演目は「源氏烏帽子折」義経はまだ三歳。琵琶語りはご存知「勧進帳」です。会場・申し込みは、以下のチラシをご覧ください。

 

猿八座 9月公演 ご案内

梅雨があったんだか?なかったんだか?毎日、畑が気がかりです。今年設置した雨水タンクもこのままでは空になりそうです。夕立乞い!の毎日ですが、奈良は元々ため池の風景ですから、なかなか降りそうにありません。そうや、池の水汲んでくればいいのか・・・などと思っている毎日です。

 先日ドナルドキーンセンターでの「源氏烏帽子折」公演では、二回とも満員御礼、おありがとうございました。初夏の雪が降りました。

次も、同じく柏崎ドナルドキーンセンターの公演になります。

今度は、「平家女護島」いわゆる、「俊寬」です。夏の終わりにお会いいたしましょう。それまで、暑さに負けず、お元気で!!!